徳之島について
風土と文化が生み出した”命の島”

徳之島は、本郷かまと(1887-2003、享年116歳)・泉重千代(1865-1986、享年120歳)の2名の長寿ギネス保持者を輩出した島です。そのことから「長寿の島」と言われるようになりました。

徳之島の亜熱帯海洋性気候による温暖な気候、島唄などの三味線を歌いながら黒糖焼酎での宴などのゆったりとしたライフスタイルや食生活などがからだと言われています。

特に、食生活に関わる農作物ですが、徳之島の地質は特筆すべき点があります。それは、約6500万年前の黒雲母花崗岩からなる地質と、約200万年前に海底から隆起したサンゴ礁を基盤に持つ地質の2つの地質を持っているためです。前者から湧き出る水は弱酸性、後者の水は隆起性珊瑚の中を通り抜けてきたカルシウムを大量に含んでいます。この水のお蔭で、美味しい水もカルシウム豊富な水も混在するのが特徴なのです。一説では島の人は骨が強く、頭蓋骨は他の地域の1.5倍くらいの厚さを持つ人も多いそうです。そんな命の水で育てられた農作物も他地域のそれよりも栄養価が高いと言われているのです。

そして、長寿だけではなく注目されているのが「子宝の島」。これは、「合計特殊出生率の1位から3位を徳之島3町で独占」したことから来ています。合計特殊出生率とは15歳から49歳の女性の、年齢別出生率を合計した指標。一人の女性が平均して一生の間に何人の子供を産むかを表す。これを3町で上位を独占したことで、「子宝の島」としてさらに注目されるようになったのです。

自然と特産品と情熱満載

徳之島は、徳之島町・伊仙町・天城町の3町で成り、面積約247.77km²、周囲およそ80kmで、日本で14番目の面積を持つ人口約27,000人の島です。

亜熱帯性気候に属し、1年を通じて暖かいですが冬は意外に寒く沖縄地方に比べ3℃程度低い傾向にあります。台風の通り道とも知られており台風対策がしっかりされている地域でもあります。

生物も「生物の宝庫の島」の一つであり、ハブが多いことはもちろん「アマミノクロウサギ」や「シナヤブコウジ」など貴重な動植物も多数存在します。

特産物も多数あり、最も有名なのは「サトウキビ」。これから作られる「黒糖焼酎は」、奄美地方の特産品としてとても有名です。それ以外でも、北海道からの種を植え、日本で最も早く収穫されるじゃがいも「春一番」。徳之島牛なども有名で、もちろん「パパイヤ」・「サタ豆」・「グァバ」・「マンゴー」・「メロン」・「タンカン」など豊富な名産品があります。

文化としては、本土より沖縄に近く三味線を用いて歌う「島唄」が代表的であるが、何といっても有名なのが「闘牛」。以前は奄美諸島全域で行われていたが、現在では徳之島に残る文化となっています。そして相撲も盛んで、第46代横綱朝潮や旭道山などを輩出したほどです。

自然豊かで温暖な気候で、スポーツ選手の合宿地に選ばれたり、マリンスポーツにも最適です。是非一度観光に行かれてみてはいかがでしょうか?